さてさて、今年の夏も相変わらず、とんでもない暑さですね…
こんな時は、太い血管を冷やすと良いそうです。
酷暑お出かけ時の熱中症対策として、具体的にどこを冷やすと効果的なのかを、しっかり覚えておきましょう!
ちなみに、ウェザーニュースが6月末に発表した2024年の夏の暑さの見通しによると、今年の夏(7〜9月)の気温は全国的に平年よりも高く、観測史上最も暑くなった昨年に匹敵する暑さとなる可能性があります。
チベット高気圧と太平洋高気圧が上空で重なり合う「ダブル高気圧」の影響で、35度以上の猛暑日が続いたり、地域によっては40度前後の酷暑になったりするおそれがあるとのこと。
ダブル高気圧恐るべし…!
そこで、効率的に対策することで熱中症を回避できるよう、正しい知識を学んでおきましょう!
一般的には太い血管を冷やすと良い、と言われていますが、具体的に身体のどこを冷やすと良いか知っておくことは、有効な予防法といえるでしょう。
効果的に冷やすことができる部位
太い血管の流れる場所を冷やすことで、からだ全体を効率的に冷やすことができると言われています。
その中でも、首すじ(のどの左右)、脇の下、太もものつけねの3点は重要なポイントとして覚えておきましょう!
血管はからだ全体を流れているため、大きな血管を中心に血液を冷やすことが、解熱には一番効果的です。
①首すじ(のどの左右)
のどの左右には大きな血管である頚動脈が通っていて、実際に触れると脈を感じる箇所になります。
②脇の下
脇の下から腕にかけて、太い血管が通っています。
もしも脇の下を冷やすのが難しい場合は、脇に近い上腕の内側を冷やしましょう。
③太もものつけね
太もものつけねから、足に向かって太い動脈が通っていて、実際に触れると脈を感じる箇所になります。
おすすめの冷却グッズ
では実際に、どのような方法で冷やすことができるでしょうか。
最近は保冷剤や冷感タオル、ミニ扇風機など色々なグッズが出ていて、どれを買えばよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そのなかでも、ここ1~2年で大ブレイク中の「太い血管を冷やすグッズ」として有名なのは【ネックリング・ネッククーラー】です。
価格:980円~ |
「アイスネックリング」は、装着するだけで首を冷やせる便利なアイテムです。
暑さ対策ができるうえに、両手を自由に使えるのがメリット。
数ある暑さ対策グッズの中でも人気なのが頚部冷却が期待される首を冷やすタイプの商品です。
持ち運びしやすく、冷感をすぐに実感できるのが人気の秘密です。
「アイスネックリング」実際に使ってみた
私も日傘だけでは通勤時の暑さに勝てず、先週ついに初めての「アイスネックリング」デビューを果たしました!
私が購入したのは、PCM素材のアイスネックリング。
PCM素材のネックリングは、18℃や28℃など人の体温より低い温度で凍るよう設計されているものが多く、熱を吸収・放出することで設定された温度をキープし、ひんやりした状態が続くのだそう。
装着感
確かに、保冷剤を直接当てたような激しい冷たさではないけど、そのぶん約1時間ほどの通勤時間中、首回りがひんやり冷たくて気持ちい!例えるなら、冷蔵庫に冷やしてあるペットボトル飲料を首に当てているような感覚。
のどまわりを冷やすだけで、こんなに快適だったとは…!
太い血管を冷やすことが重要なんだということを身をもって体感しました。
使い勝手
使い方は簡単で、リングをそのまま冷凍庫へポン。
あとは使用する直前に出しても、ちゃんとリングを開くことができる程度の硬さです。(カッチカチで首に巻けないということはなかった)。
職場に着いてからまた冷凍庫へポン。退勤時にまた装着して帰るので行きも帰りも快適~!
快適過ぎてもっと早く知りたかった…
首元を冷やすとなぜ涼しく感じるのか
どうして首元を冷やすだけでこんなに涼しく感じるのでしょうか?
実は前述したように、首元(のどの左右のあたり)には、血液を循環させる頸動脈と頸静脈という2つの太い血管があります。さらに、脈が計れるほど皮膚が薄い場所なので血管を冷やしやすいのです。
そのため、首元を冷やすことで、冷えた血液がからだ中を巡り、涼しく感じることができるんです。
首元は、脇や太ももに比べて露出している場所だから、冷やしやすい!
価格:1980円 |
熱中症の症状と対処法
2024年5月24日のNHKの特集で、熱中症の症状や対処法について解説していましたので、ぜひ参考にしてこの夏を安全に乗り切りましょう!
特に気をつけたいのは、暑さを感じにくく汗をかきにくい高齢者、そして、体調不良を訴えるのが難しい子どもの熱中症です。
熱中症の症状と重症度
熱中症の重症度は、大きく三段階に分かれます。
初期にはめまい、立ちくらみ、足の筋肉がつる、お腹の筋肉のけいれんなどが起こります。
症状が進むと、頭痛、おう吐、ぐったりした感じになります。
さらに重症化すると、意識障害、全身のけいれん、全身が熱くなる高体温などが起こり、ときに死につながることもあります。
高齢者は特に注意が必要
高齢者の場合、突然、重症の熱中症になるケースや、死亡例も多いので特に注意が必要です。
高齢になると老化により、暑さを感じにくくなります。
すると、熱中症になったことに気がつかず、気づいた時には症状がかなり進行し、重症化してしまっているのです。
また、高齢になると汗をかきにくくなるので、体の中の熱を外に逃がすことができなくなってしまいます。
さらに、高齢者は若い頃に比べ、体内の水分量が減少している上に、のどの渇きを感じにくいので、水分がうまく補給できず、脱水症状を起こしやすいのです。
そこで、高齢の場合には、のどが渇いていなときでも、こまめに水分をとる習慣を身につけましょう。
例えば、起床後・入浴前・入浴後などの自分の日常生活の行動のついでに、コップ1杯の水分補給することを習慣づけるとよいでしょう。
子どもの熱中症
子どもは頭の位置が低いため、アスファルトの照り返しなどで大人よりも高い温度にさらされやすくなります。
外出時の子どもの様子には十分に注意してください。
小学校低学年以下であれば、遊びや運動に夢中になり、自分で熱中症の症状に気づきづらいです。
また、語彙力が少ないので、自分の体調を周りに伝えるのが難しいです。
そこで、教師を含め、周囲にいる大人が気づく必要がありますが、特に学校では、新型コロナウイルスの影響でマスクを着用していることで表情を読み取りづらいという声があがっています。
まとめ
暑い夏にはしっかりと熱中症対策が必要です。そこで、効率的にからだを冷やすためのポイントは「太い血管を冷やすこと」です。
- 首すじ(のどの左右)
- 脇の下
- 太もものつけね
上記3点は太い血管が通っており、効率的にからだ全体を冷やしてくれるポイントです。
その中でも「首すじ」は、服に邪魔されずに効率的に冷やすことができる場所。
今人気急上昇中のネックリングやネッククーラーなどを活用して、快適な夏を過ごしてくださいね!
価格:980円~ |